竹内謙礼の一人運営成功のコツ

2017.08.06
たちあげる

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独特の切り口で人気の経営コンサルタント竹内謙礼氏がビジネスの一人運営成功のコツについて語ります。自らも超効率運営を実践されてる竹内謙礼氏が語る一人起業・一人運営を成功させるのポイントとは。

 

一人で会社を興して、一人で会社を運営するスタイルは、憧れのビジネススタイルと言えます。

人に使われたり、雇ったりするストレスから解放されて、自分の意思決定だけで商売ができることは、お金儲けの醍醐味をストレートに体感できる面白さがあります。
また、会社が傾いたり、自然災害が起きたりしたとしても、自分一人であれば身を守ることができるし、会社の規模が小さければ、誰かに助けを乞うこともできます。
なにより、売上や利益を追求しなくても、仕事のやりがいやお客様の幸せを純粋に追い求められるので、組織では得られない仕事の面白さを実感することができます。

最近では少子高齢化と働き方改革の影響で、人を雇用することが非常に難しくなってきています。「人を雇用する」こと自体が、起業において非現実的になってきているのかもしれません。今回のレポートでは、「一人起業・一人運営」の成功のコツについて、考察していきたいと思います。

一人起業・一人運営を実現するための3つの心構え

一つは「一人でやる」ということを強く心に誓うことです。いきなり精神論になって申し訳ないのですが、心のどこかで“今は一人でやっているけど、いつかは従業員を雇いたい”と考えてしまうと、構築するビジネスモデルが複数人で運営しなければ成立しないものになってしまいます。売上に比例して従業員を増やしていかなければいけなくなるので、一人運営を実現すること自体が難しくなってしまいます。

二つめは、「欲をかかない」ことです。人間は欲深い生き物なので、お金儲けが始まると「もっとお金が欲しい」という気持ちが強くなります。そして、会社規模を大きくしたり、商品点数を増やしたりすることで、従業員の数も同時に増やしてしまい、結果、経営を行き詰らせてしまうのです。時流やブームによって大きくした会社は、必ず流行の衰退とともに消滅してしまいます。そのような理念のない「欲」に迷わされないためにも、一人起業・一人運営を目指す人は、どこかで売上をセーブしていかなければいけません。

三つめの心構えは、「お金より自由」を優先することです。
一人起業・一人運営の最大の利点は、“自由”であり、利益を追い求めたり、売上を伸ばしたりする経営スタイルには適していません。
お金儲けを優先したいのであれば、最初から複数人の会社組織を作ったほうが必ず儲かります。
自由とお金の両方を手に入れることは難しく、この二つは、ある程度、反比例するところがあります。
自分が人生において、お金よりも自由を優先したいのであれば、お金に関しては、どこかで「あきらめる」という線引きをする必要があります。この線引きができない人が、一人起業・一人運営のビジネスモデルを構築したのにも関わらず、無理やり従業員を追加してしまい、忙しくて儲からなくて、ストレスのたまる経営を強いられることになってしまうのです。
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これらの一人起業・一人運営に必要な「一人でやる」「欲をかかない」「お金より自由」の3つの心構えを考えると、一人ビジネスには不向きな商売が見えてきます。

それは実店舗を構えてしまう商売です。実店舗は、従業員を雇わなければ運営することができないし、店を開けるためには自分の時間が拘束されてしまうので、自由な時間がなくなってしまいます。「小さなお店を一人で気ままに運営して・・・」と考える人も多いと思いますが、実店舗は先行投資の借金とコストランニングで最低限の家賃が発生してしまうため、どうしても経営に焦りが生まれてしまいます。
そのために、「人を雇う」という衝動から逃れることができなくなり、ずるずると一人起業・一人運営を崩壊させていってしまうのです。

一人で起業運営ができて、なおかつ自由がきく商売となると、適しているのはインターネットを絡めたビジネスということになります。成功パターンとしては、まずは、「売れる商品・サービスを見つけること」です。
“そんなの当たり前だろ”と思われるかもしれませんが、思いのほか、一人起業・一人運営を志す人は「売れる商品」よりも「売りたい商品」を優先させてしまう傾向にあります。「俺一人なんだから、好きなものを売らせろよ」と思うのかもしれませんが、それを受け入れてくれるほど、マーケットは寛容ではありません。
まずは世の中に需要があり、人を魅了するものをしっかりと売ることを考えていきましょう。そして、それらの売れる商品やサービスを見つける際は、必ず「利益率」を意識することを心がけましょう。一人で運営するためには、電話秘書や配送代行等の外注業者の活用が必要不可欠になります。そうすると、利幅の悪い商品は外注に出しづらくなってしまうところがあるので、最低でも5~6割ぐらいの利益を確保できる商材でなければ、運営することが難しくなります。もちろん、商品点数が多ければ、薄利多売で外注に業務を回すことができるかもしれませんが、小さい規模から会社を始めるのであれば、ある程度、手厚い利益率を意識した商品、サービスを取り扱ったほうがいいとは思います。

売れる商品やサービスを見つけることができるようになれば、次に「売り方」を模索していきます。SEO、リスティング広告、楽天、Amazon等、ネット販促の知識と経験をフルに活用した売り方でも構いませんし、雑誌やDM、広告、折り込みチラシ等の外の媒体から誘客する方法でも構いません。

重要なことは「ここにお金と労力を突っ込めば、確実に売上を伸ばすことができる」

という投資ポイントを見つけることです。その投資ポイントを明確にすることができれば、売り手はそこにお金を入れるだけでいいので、最小限の労力で最大限の利益を発揮することができるようになります。
逆に、この売上を伸ばすための投資ポイントが見つからなければ、永遠に無駄なお金と時間を使って迷走することになるので、一人で運営することが難しいビジネスになってしまいます。

儲け方を見つけることができれば、ひとまず1ヶ月ぐらいは自分一人で運営してみましょう。
そうすると、「これは外注業者に委託できる仕事だ」「ここは自分でやらなきゃダメな仕事だ」という業務の振り分けができるようになります。例えば、電話対応はマニュアル化して外注秘書を使い、会員獲得後のニュースレターの案内や商品の発送は代行配送業者を使うことで、自分は現場から手を放していくことができるようになります。

最近ではネットショップの受注管理も外注業者で請け負ってくれるので、専属の社員やパートをわざわざ雇う必要もありません。
「外注業者だからミスが多いのでは」と思っている人も多いと思いますが、最近のネット関連の外注業者のクオリティは非常に高く、社内でスタッフを教育するよりも圧倒的に高いレベルのサービスを提供できるようになっています。ルーチンワークは外注に出して、自分は商品開発や商品仕入れ、重要なメールや電話の対応だけにして、自由な時間を作ることに専念するようにしましょう。

このようなプロセスを経て、一人起業・一人運営のビジネスは次第に軌道に乗っていきます。
しかし、このビジネスモデルを長期にわたって展開するためには、絶対に怠ってはいけない作業がひとつだけあります。それは、ファン顧客を作ることです。
何度もリピートしてサービスを受けてくれたり、高額の商品を定期的に購入してくれたりするファン顧客は、一人起業・一人運営のビジネスにおいて、必要不可欠な存在と言えます。
新商品を定期的にリリースして、お客様を飽きさせない買い物の工夫をすることも重要です。

また、サービス業であれば、定期的にメルマガやブログ、SNSで情報発信したり、ニュースレターやダイレクトメール等を発行したりして、お客様にお店や経営者のファンになってもらう地道なブランディング戦略を展開していく必要があります。一人で行うビジネスは弱くて脆い商売なので、簡単に競合他社の大きな会社に打ちのめされてしまいます。また、お客様へのフォローが甘くなってしまうと、簡単に顧客が流出してしまい、さらにライバルの会社からの攻撃を受けやすくなってしまいます。そうならないためにも、顧客の流出を止める作業だけは、どんなに忙しくても、手を抜かず取り組んでいかなければいけません。

「一人起業・一人運営」と言う言葉を聞くと、“楽に儲けられる”という印象を持ってしまう人が多いと思います。しかし、実際には、顧客をファン化させるところは、どうしても自動化することができない作業になるので、ここの部分に関しては、ビジネスの心臓部だと覚悟を決めて、しっかりと手間と時間をかけて取り組んでもらいたいと思います。そのような顧客の獲得と育成の部分の構築さえうまくいけば、お金に困らず、なおかつ人のしがらみのない自由な時間を手に入れた一人起業・一人運営のビジネスを成功させることができると思います。

 

takeuti 文:竹内謙礼氏
「タケウチ商売繁盛研究会」を主宰
「日経MJ」など新聞や雑誌に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や
企業等でセミナー活動を行う。著書に『検索刑事』(日本経済新聞社)
『楽天にもAmazonにも頼らない! 自力でドカンと売上が伸びるネットショ
ップの鉄則』(技術評論社)など多数。

 

 

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