梱包材、緩衝材はこう選ぶ

2017.04.17
送る・配送

ネット通販が始まったころ、ネットで商品を購入することはハレの行動でした。
現在ではそれが当たり前になり、水1本から買えるという大変便利な世の中になり、ネット通販での買い物はもはや日常の一部になってきました。

ネット通販が簡単に便利に安く利用できるように進化していくのは買い物の選択肢としては大変ありがたいことですが、その一方で、ショッピングの本来の楽しみである選ぶ時の楽しみ、商品を開けた時の感動を提供するのも必要ではないでしょうか。

店舗で買い物をした時、きれいで魅力的なお店なのにレジでの商品の扱いや対応、無造作な受渡しではせっかく良い物を買ったのに、二度とその店にはいかないでしょう。

ネットでの買い物は対面販売ではない分、梱包と配送に実店舗以上の神経を使わなくてはなりません。

そこでこの章では「信頼」「感動」「期待」を届けるをテーマに「包む・送る」のコツとヒントを紹介してきたいと思います。

「信頼」「感動」「期待」こそがお客様に永く愛され続ける秘訣です。

商品の大きさに不釣合いな箱、大量の緩衝材。
商品の破損やコストの削減も必要ですが、一番大事なのは購入者の立場にたった選択です。

そこで最初は梱包材と緩衝材の選び方について。
また、梱包方法の違いでどのような差が出るのか、実際に発送して検証してみました。

 

梱包材の選び方

基本は送る商品の大きさと平均購入点数です。

一番発送の多いパターンの大きさに合わせて箱を用意します。
一番多いと思われる箱と、そのひとまわり大きな箱1種、逆に小さな箱1種で最初は良いかと思います。

箱の強度に関しては、ダンボール特有の記号でC5やK5などいろいろ有りますが、特に重いものでなければC5で大丈夫です。

また箱の形ですが、既成のもので十分なので、手に入ればN式という差し込みタイプの物が良いでしょう。
組み立ても楽ですし、開封口の一部分をオリジナルのシールなどで閉じるだけで開封するのもやさしく、見た目も美しいです。
手に入らなければA式というみかん箱タイプを使用し、テープをちょっとかわいいテープにすれば印象はグッとアップします。

緩衝材ですが、一番オーソドックなのはいわゆるプチプチと言われてるエアーパッキンですが、今はトウモロコシなどの植物由来の原料を使使用した、環境への配慮を意識した緩衝材のほうが印象として良でしょう。

また、逆の発想として、リユースできる、例えば不織布などちょっとした風呂敷風に使えそうな物を緩衝材として使用したり、箱をそのまま麻ひもなどで結ぶのも見た目にもやさしい雰囲気が演出できて効果的です。

ショップの中にはエコ包装を掲げている方もいらっしゃると思います。

最近は箱に商品をフィットさせるタイプのものなども出てきていますので、このようなものを使用するのも良いかもしれません。

ただ、要注意!古いダンボールなどを使用してエコ梱包をうたう場合は、エコな活動をしていますなど、サイト全体でのポリシーとして「エコ」を強調していかないと、ただ、梱包材をケチっている風に見られ、かえってイメージを落としてしまう恐れがあります。

どちらにしても、顧客観点からすると、なるべくゴミが出ない、処理が簡単、環境にやさしい。

そしてなんといっても最重要なのが、中の大事な商品が傷つかないということ。

永くショップを続けるためにはお客さまからの信用が不可欠です。

そのためには梱包材と緩衝材の選び方には十分配慮しましょう。

検証してみました!!

3通りの梱包方法で実際に発送してみました。

戻ってきた時どんなことになってるか?!

  • 発地は神奈川県、着地は大阪府でその後返品扱いで
    神奈川県まで往復約1000km。
  • 運送会社は某大手運送会社。
  • 中身は小さいグラスに口ぎりぎりまで粉を入れました(蓋はなし)
  • 形態は以下の3種類。

A 緩衝材は通常で、「天地無用」のシールを添付

B 緩衝材をきっちり梱包

C 緩衝材を緩めで梱包

結果は?

やはりというか、とりあえず想定通りの結果。
グラスの移動はありません。
ただ、粉の量は半分くらいに減っていました。

これも、ほとんどグラスの移動はなかったのですが、
粉の減り具合が「シール有り」の場合より多かったです。
逆さにした可能性も・・・。

これはもう商品破損パターンですね。
グラスは倒れ、倒れていないグラスでも粉はかなり漏れてしまっています。

今回、グラスが厚めで頑丈だったため、破損までには至りませんでしたが、
粉の減り方などを見ると、「天地無用」のシールでも、注意喚起のシールを貼ることで、取扱い方も慎重になっているのではないかと思われました。

ただ、いくら慎重に取り扱ったとしても、移動中の振動というのはかなり考慮が必要なことが分かりました。

確認ミス、破損や漏れを防ぐ信頼のための梱包

前章の検証結果から、

商品に合った大きさの箱を使う
 →緩衝材を少なくするのはもちろん、中での動きを最小限に。

商品はなるべく中央に寄せる
 →中央に寄せることで、外箱がつぶれたとしても中は無事。

商品は密着させる
 →運送中は常に微妙な振動があるため、ワレモノの場合離れてると
微妙にぶつかりあい破損の可能性がある。
(箱が大きい場合は中央寄りに配置してあいだに緩衝材を入れる)

また、商品が他の商品を傷つけてしまうということもあるので
先のとがったものなど、置き方にも配慮が必要です。

箱の形状に逆らわない
 →通常横にして使用する箱を縦にして使用するなど、本来では使用しな
形で使うのは強度的に無理があるので、なるべく通常の形で使いましょう。

シール類を使う
 →「天地無用」や「上に物を載せないで」などの配送業者のシールを有効
に利用する。適当なシールが無い場合は市販のシール用紙にちょっと可愛
くオリジナルで作ればイメージもアップします。

なお、運送会社のミスで商品が破損した場合は当然運送会社に請求ができます。その場合、基本的に商品を運送会社が買い取るという形になりますので、現物は案件が解決するまでそのまま保管しておく方が良いでしょう。

ここまで、破損や漏れの防止について書いてきましたが、一番忘れてはいけないのが商品の入れ間違いや伝票や納品書の貼り間違い、入れ間違いです。

すでにピッキングや仕分けの段階で数回確認したのに、届いてみたら中身が違うというのは充分考えられます。

バーコード管理すればある程度ミスは防げますが、そこまで用意することはなかなかできないのが現状です。

 

そこで人の手で出来る限りミスを最小限にするためにはどこに注意したらよいでしょう。

商品別ピッキング表を用意する
何が何個必要かが分かっていれば、仕分けした後に商品が余れば同梱漏れが発生しているということになるので、少なくても商品の入れ忘れは防げる。

発送先別ピッキング表を使う
依頼主名、送付先名、決済方法、商品名、個数、配送指定日時を記載したピッキング表を印刷し、

ペン等でチェックしながら確認する。
納品書でもチェックは可能だが、できれば別途ピッキング表を用意する。

思い込みは厳禁
自分が全て商品管理をやっているのだから、商品はすべてわかっているというのは危険です。

いつも初心に戻るということを心がけて作業しましょう。
小声でも、声に出しながら作業をするのも有効です。

商品を確認→商品名を復唱→ピッキング表確認→名前と他の事項確認→ピッキング表確認という順番で確認するのもお勧めします。

作業場は整理整頓
乱雑な作業場は、伝票の貼り間違いや、納品書の入れ間違いなどミスの元です。作業場は常にきれいにしておきましょう。

文/井田タツ哉

 

今日もネタがない、、、SNSのコンテンツ。
折れ線グラフに一喜一憂Googleアナリティクス。
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